ARCHITORIUM OBAYASHI DESIGN PROJECTS

byOBAYASHI

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JOURNAL

創刊号

建築と真摯に向き合う

ー大林組設計部のDNAー

建築と真摯に向き合う

『誠実』なものづくり

大林組設計部のDNAである「『共創』による『誠実』なものづくり」の『誠実』とは何なのか。誠実とは「まじめで真心がこもっていること」だが、特に設計においては「言行一致」を指す。つまり、当初の言葉と矛盾なく設計を実現することである。大林組設計部では、初期のコンセプトや意図にぴたりと合うソリューション(解決法)を常に追求し、デザインとそれを実現する技術を整合させた、妥協のない設計を目指している。
手掛けるプロジェクトの全てが、奇を衒ったアイデアや高級な素材で構成されるわけではない。ただ、建築と真摯に向き合い、各部位一つ一つを丁寧に謙虚に細部まで突き詰め、竣工まで設計者の想いを込め続けるのだ。
オフィスビル・オーク目黒では、基本計画から工事監理に至るまで、建築との格闘が48か月にも及んだ。意思のあるデザインの集積によってつくられた『誠実』なものづくりの記録を今、振り返る。

設計から施工まで想いを込め続ける
豊かな好奇心をもって、白紙に向かう

設計者はプロジェクトに対して、並々ならぬエネルギーを注ぎ込むものだ。だからこそ、取り組む建築がさらに良くなり、ベストに近づくまで思案し続ける。求められる諸条件に同じものはなく、たとえ敷地が同じだとしても、同一の建築はできあがらない。時代の変化があり、情熱やひたむきさなど、設計者の想いが加わるからだ。設計には人、材料、敷地など常に新しい出会いがあり、時には困難との闘いがある。条件を分析し、湧き出たイメージを何も描かれていない方眼紙にファーストスケッチとして描き、想いと共に検討を繰り返し、図面へと昇華させる。