ARCHITORIUM OBAYASHI DESIGN PROJECTS

byOBAYASHI

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JOURNAL

vol.6

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ウェルネスを生み出す

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SANU(本間貴裕氏 / 石川悠介氏)+ ADX(安齋好太郎氏)× 大林組設計部 (伊藤翔/髙山峻/太田真理/法山千穂)
 

白樺湖畔や八ヶ岳といった各地の森に別荘のサブスクリプション(「SANU 2nd Home」など)を展開し、都会の人々を自然の中へ導いていくSANUとADX。一方、都市部に自然を導くべく、建築の木造木質化や緑化に取り組む大林組。
一見、逆方向からのアプローチかもしれないが、目指すところは近いのではないか。お互いの活動を紹介しながら、自然との共生、それによって生み出されるウェルネス、これからの未来像などについて、横浜・関内にある大林組の研修施設「Port Plus」(本誌p.04参照)にて思いを語り合った。

未来への可能性を感じる「Port Plus」

太田真理|先ほど、「Port Plus」をご覧いただきましたが、いかがでしたか。皆さんの率直な感想をお聞かせください。

本間貴裕氏|最初に思ったのは、外見がカッコいいなと。この建物を目指して来たときに、周囲と明らかに違う建物があって、それが木造っぽく見えて目を引きました。構造体を木材にしても耐火の処理をしなくてはならず、もしかしたら木造に見えない可能性もあったけど、デザインのソリューションを使って外からも中からも木材が使われているとわかるような工夫がされています。そこから、そもそもなぜ木造でビルを建てる必要があるのか、木造で建てると何かいいことがあるのかという思考が始まるので、見た目でわかりやすく木造で建てるところに意義があるんだろうなと感じました。