長年、地域と密着することを考えてきた照明器具メーカー。その歴史を重んじ、地域性を表現したショールームの建て替え計画である。札幌ではレンガを取り入れた建物が多く見られる。このような地域性を表現するため「北海道遺産」の一つである江別レンガを外壁に使用した。展示室には一切自然光を入れず、事務室には自然光を入れるという条件に対し、展示フロアはレンガで閉じ、事務フロアはレンガとガラスブリックを組み合わせることで自然光を取り込んだ。素材とともに建築が土地に根付き、地域の方々に長く愛されるものとなることを目指した。
vol.5
まちを透かす
大光電機 ライティングコア札幌