ARCHITORIUM OBAYASHI DESIGN PROJECTS

byOBAYASHI

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JOURNAL

vol.3

「なんば」をつくる

なんばスカイオ/なんばパークス
南海なんば第一ビル/Zepp Namba(Osaka)

「なんば」をつくる

「なんば」をつくる

建物を設計する際、私たちは目の前にあるまちの姿を読み解き、どうあるべきかを考え、都市への想いを建物に託す。
しかし、ひとたび建物が完成し、そこに人が集うようになると、想像もしなかったような人と建物の交わりや流れが生まれる。その最たる例が「なんば」であろう。なんばのまとまったエリアで大林組がずっと建設に携わってきた「なんばパークス」、「Zepp Namba(Osaka)」、「南海なんば第一ビル」、「なんばスカイオ」・・・。
設計者の想像を超えて、建物が新しい都市へと受け入れられるとき、私たちはその様を楽しみ、その都市に魅せられる。
それは都市の設計にたずさわる者としての醍醐味であり、面白さでもある。

なんばをつなぐ散歩道

なんばスカイオ/なんばパークス

なんばの主要エリアは、レジャー施設やショッピングエリアを歩いて回遊できるように設計されている。人々が気軽に、そして自由に、自分の足で楽しめるところが魅力である。「なんばスカイオ」 や「なんばパークス」は、地上での人の流れを活かしながら、意図して立体的な動線をつくり、よりまちとしての魅力を高めている。

人がつながるなんばの余白

南海なんば第一ビル/Zepp Namba(Osaka)

なんばの開発エリアの南にはライブホール「ZeppNamba(Osaka)」と、大阪府立大学のサテライトキャンパスと南海電気鉄道のオフィスが入った「南海なんば第一ビル」がある。趣の異なる二つの建物が、三角形の広場を共有して向かい合っている。あえて全く違う用途の建物と建物の間に広場を設けることで、目的の異なる人たちがすれ違う偶然性とそこに生まれる物語を期待している。